最近、忙しい女性に人気がある化粧品がオールインワンジェルです。
しかし、オールインワンジェルがただの時短アイテムだと思っているとその効果を最大限に引き出すことはできません。
この記事ではオールインワンジェルのメリットやデメリット、効果を引き出す正しい使い方や数多くの商品がある中でどれを選ぶべきなのか等について解説します。
Contents
オールインワンジェルとはそもそもどんな化粧品?その特徴
オールインワンジェルとは化粧水や美容液・クリームなど基礎化粧品の機能が一つにまとめられた化粧品のことです。
一般的に洗顔をした後には「化粧水で保水」→「美容液で栄養補給」→「乳液やクリームで保湿」という形で別々の化粧品を使って肌のお手入れが必要です。
しかし、オールインワンジェルを使う事でこれらの工程がワンステップで終わります。
オールインワンジェルに含まれる化粧品の機能は商品によって違いますが以下のような機能が含まれています。
- 化粧水
- 乳液
- 美容液
- パック(マスク)
- 化粧下地
5つほどの機能(5役)が含まれるオールインワンジェルが多いですが中にはファンデーションやUVカットまで含まれる商品もあります。
オールインワンジェルを使えば別々の化粧品を使わなくても良いので時短にもなりますし、たくさんの商品を揃える必要がないのでコスパも良く近年人気があるのです。
オールインワンジェルの4つのメリット
オールインワンジェルには多くのメリットがあります。
スキンケアの時間を短縮できる
オールインワンジェルを使えば基礎化粧品のステップが1度で終わるのでスキンケアにかける時間が短くて済みます。
朝忙しい場合にも効果的ですし、夜の時間を有効活用したい場合にもおすすめです。
スキンケアの回数が少ないので敏感肌に優しい
実はオールインワンジェルは元々は時短ではなくて敏感肌の人向けに作られたという経緯があります。
通常のスキンケアをすると化粧水をつけた後に乳液や美容液をつけて、その後にクリームをつける、という風に何度もスキンケアをする事になります。
何度もスキンケアをするというのは、つまり何度も肌に触れる事になるのでそれが刺激になり、敏感肌の場合は肌荒れ等のトラブルの原因になってしまうのです。
そこで、このステップを1回にしようという経緯でオールインワンジェルが生まれました。
オールインワンジェルであれば肌に触れる回数は1回のみなので、
- 肌のバリア機能にダメージを与えない
- 肌を乾燥させない
という効果が期待できます。
化粧品を単品で購入するよりコスパが良い
全てのラインの化粧品を購入するのに比べると1つの商品を購入するだけで良いのでコスパが良くなります。
たとえ高級なオールインワンジェルを買う場合でも1万円未満でおよそ1~2か月はもちますので結果的にお財布に優しいのです。
様々な用途に合わせた商品が発売されている
一昔前のオールインワンジェルは化粧水と乳液、クリームくらいの機能性しかなくただの時短アイテムで品質が低い商品も多かったです。
しかし、近年は様々な用途に合わせたオールインワンジェルが増えていて品質もとても良くなっています。
例えば、シミに悩んでいる人向けのオールインワンジェルや美白に特化しているもの・しわやたるみなどエイジングケアに特化しているものなど悩み別で見ても数多くの商品があります。
中には赤ら顔向けの商品やニキビに特化しているオールインワンジェルもあります。
また、機能性で見ても、以前は4役ほどのものが多かったですが、近年では、化粧下地やUVカットなどたくさんの機能を兼ね備えた商品が増えています。
価格帯も1,000円代のプチプラコスメから1万円以上の高価格高品質商品まで多岐にわたっています。
さらに、形状やテクスチャーもジェルに限らずクリームや美容液、化粧水など幅広い商品があり、本当に多種多様な商品があるので自分にあったものを探す楽しさがあるのです。
オールインワンジェルの3つのデメリット
メリットがあるという事はデメリットもあるという事。デメリットも知っておきましょう。
自分に合ったオールインワンジェルを探すのに時間がかかる
オールインワンジェルには本当に多種多様な種類がありますが、逆に言うと「どの商品が良いか分かりにくい」という事です。
ですので、自分にあった商品を見つけるまでに時間がかかるという欠点があります。
肌のコンディションに合わせた使い方がしにくい
オールインワンジェルは良くも悪くも1本で済んでしまうので、その日の肌の状態に合わせた細かな使い方がしにくいというデメリットがあります。
ですので、実際には他の美容液などと併用をするケースになる事が多いです。
モロモロが出る商品がある
オールインワンジェルを使うと商品によってはモロモロが出る事があります。
モロモロというのは消しゴムのカスのような見た目の化粧品のカスの事です。
肌に浸透しきらなかったジェルが乾燥すると出来てしまいます。
特に朝、化粧をして外出して肌にモロモロがついているのは恥ずかしいですよね。
モロモロが嫌だからオールインワンジェルを買わないという人もいるくらいです。
オールインワンジェルを選ぶうえで見るべき4つのポイント
オールインワンジェルは豊富な種類があるので自分に合った商品を選ぶのが大事です。
オールインワンジェルで失敗する最大の原因は、使い方以前に自分にあっていないものを選んでいるケースも多いので自分にあったものを選びましょう。
オールインワンジェルを選ぶうえで最低限見るべきは以下の4点です。
- 得られる美容効果
- 機能性
- 成分
- テクスチャー
当然、より効果や機能性が高いもの、配合されている成分が豊富なものは値段が上がりますので、悩みと値段のバランスで選ぶのがポイントになります。
順番に見ていきましょう。
得られる美容効果
一言でオールインワンジェルと言っても様々な用途に分かれています。
- 美白
- 乾燥肌向け
- 敏感肌向け
- しわやたるみなどのアンチエイジング
- シミやくすみ
- 毛穴
- ニキビ
- アトピー肌
このように、非常に幅広いタイプがあるので、自分の悩みにマッチした美容効果が得られる商品を選ぶことで最大限の効果を発揮することができます。
機能性
オールインワンジェルと一言で言っても機能性は商品によって大きく異なります。代表的な機能は以下の通りです。
- 化粧水
- 乳液
- 美容液
- クリーム
- アイクリーム
- パック
- UVカット
- 化粧下地
例えば、朝につかうオールインワンジェルであれば化粧下地やUVカットの機能が入っているほうが良いですよね。
自分の用途に合った機能を持つ商品を選ぶのが大事です。
成分
成分は大きく以下の3つに分けてみていきましょう。
- 基材(どの化粧品にも入っている基本材料)
- 添加物(防腐剤など。安い化粧品ほど入っている)
- 有効成分(効果を引き出す成分)
基材はどの化粧品にも入っている成分です。
こちらに関しては気にする必要はありませんが、それ以外の添加物と有効成分については見ておく方が良いです。
化粧品によく含まれる添加物は以下のようなものです。
- 鉱物油
- パラベン
- 紫外線吸収剤
- 合成香料
- シリコン
- タルク
- 合成着色料
- 旧指定成分
これらの添加物は場合によっては肌への危険性もあるのでなるべく入っていないものを選ぶ方が良いですね。
また、有効成分はその商品によって多種多様ですが、よく目にするのはヒアルロン酸Naやセラミドなどの保湿や保水成分です。
最近ではアンチエイジングに効果が期待できる美容成分がふんだんに配合された商品も増えています。
テクスチャー
オールインワンジェルと一言でいってもテクスチャー(使用感)は様々です。
ジェルタイプのものもあればクリームタイプのものや乳液タイプのものもあります。
同じジェルでも、サラっとしたものもあれば重めの使用感のものもあるので、自分に合ったテクスチャーのものを見つけるのも大事です。
オールインワンジェルの正しい使い方
オールインワンジェルの効果を発揮するには正しい使い方を知っておくことが大事です。
ここでは正しい使い方について解説します。
オールインワンジェルの使い方5ステップ
正しい使い方は以下の5ステップとなります。
- 正しい分量のジェルを手のひらの上で広げる(10円大~500円大くらい)
- 顔を包み込むように中央から外側に向かってゆっくりと伸ばす
- 口角からこめかみへ向けて、引き上げるように伸ばす
- フェイスラインから耳に向かって下から上へ伸ばす
- 最後に顔全体を手でやさしくおさえて、成分をなじませる
ジェルがしっかり毛穴に入り込むように中央から外側へ、下から上へ塗るのが保湿成分をしっかり肌に行き渡らせるポイントになります。
朝は少量・夜はしっかり使う
オールインワンジェルを使うコツとして朝は少なめに夜はたっぷり使うのがお勧めです。
朝を少なめにするのはメイク前につけすぎるとべたついてメイク崩れの原因になるからです。
また、モロモロが出る可能性もあるので少なめにつける方がお勧め。
一方で夜は睡眠中に肌が再生するのでしっかりと使って有効成分を肌に届ける事を意識します。
洗顔や入浴後は肌が乾燥する前に塗る
洗顔や入浴をするとしたその瞬間から肌が乾燥していきます。
乾燥してから塗ると効果が半減してしまうので入力直後の乾燥する前に塗るのがお勧めです。
気になる部位は重ね塗りをする
オールインワンジェルの有効成分を届けたい場合や、乾燥が気になる場合などは重ね塗りをするのもお勧めです。
一度、肌全体に塗ってから気になる場所をもう一度塗るとより大きな効果が期待できます。
他の化粧品と併用するとより効果が大きくなる
オールインワンジェルは単体で済ますこともできますが、季節や体調に応じて他の化粧品との併用もお勧めです。
例えば、乾燥しやすい冬はジェルの後にクリームをつけて保湿効果を高める、シミなどの悩みがある場合は有効成分が入った土台美容液などを先につけるなど柔軟な使い方ができます。
まとめ
この記事ではオールインワンジェルの基本について解説しました。
「ただの時短アイテム」としてではなく、正しい選び方・正しい使い方を意識することで便利な上に様々な肌の悩みも解消するのがオールインワンジェルです。
ぜひこの記事をきっかけに好みの商品を見つけてくださいね。
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